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2024.03.31
子どもたちのわくわくから広がる遊び(0歳児クラス)
4月、入園してから保育園でたくさんの"はじめて"に出会ってきた0歳児さん。
園庭での砂、水たまりの水、土や葉っぱなど。
新しい感触に出会い、ドキドキしながらそれぞれの楽しみ方で興味を広げて楽しんでいました。
様々な"感触"を楽しんでいたので、室内でも「緩衝材」や「新聞紙」「ウォーターバック」などで遊べる時間を作ってみました。
すると、手先が器用な子はちぎったり、手のひらで握ったり、たたいて音を出したり。
それぞれの発達段階にあった確かめ方で遊ぶ姿が見られました。
感触を楽しんでいたので、「小麦粉粘土」で遊ぶことに。
すると、初めての感触や見た目に、ドキドキしている様子でしたが、保育者やお友だちが遊ぶ姿をみると、少しずつ遊びはじめ、指先を使って"つまんで"遊ぶ姿が見られました。
つまむことを楽しんでいたことと、食事の面でも手づかみ食べが得意ではない子もいたので、もっとつまめるようにとビニールテープや丸シールの「シールはがし」や、「寒天あそび」をしてみました。
初めて出会う感触には、じっくりと楽しむ姿が見られましたが、慣れてくると、ちぎることを楽しんだり、手先で触ることを楽しんでいました。
もっと"ちぎる"ことを楽しんでほしいという願いから、「すずらんテープ」を割いて遊んだり、花紙ををちぎって袋に入れたりして遊びました。
また、つまむことに夢中になっていたので、つまんで容器に詰める活動として「マラカスづくり」をすると、ビーズを入れるごとに音が鳴ることが面白いようで、何個も何個もビーズを入れる姿がありました。
また、ボトルに顔写真をつけることで「ジブンノ」という意識からか大切にする子どもが増えてきたようでした。
ボトルに"いれる"ことを楽しんでいたので、散歩先にボトルを持っていくことに。
しかし、入り口が小さかったからか入れることを楽しむ姿はあまりなく、もう少し部屋でじっくりと遊んでも良かったと反省しました。
それから、夏が来たので、あまりお散歩へ行く機会も減ってしまったため、お部屋でたくさんの"感触"に触れる機会を作りあそびました。
今までと同じ素材を使った遊びでもたった数ヶ月で遊び方や感じ方の違うような表情を見せてくれました。
秋になり、園庭や散歩先に出掛けると、たくさんの自然物に興味を持ち、ペットボトルで作ったカバンに入れる姿も見られるようになりました。
雨でぬれた水たまりの中を怖がることなく手のひらで押し、ドロドロした感触を楽しんでいました。
泥に興味を持ち始めていたので、画用紙を用意してみると
泥の付いたどんぐりや石を画用紙の上に落とし、泥がつくことを楽しんでいました。
そこで、保育者が長い棒を持って誘ってみると、
真似をして枝で線を書こうとするお友だちがいました。
その作品を部屋に飾っておくと、お休みだった子もやりたい!と興味を示し、
遊びが他のお友だちに広がっていきました。
自然物にも興味を持ち始めていたので、自然物でモビールを作り、部屋に飾ってみることに。
すると、自分お拾った葉っぱを見つけ「はっぱー」と嬉しそうに伝えてくれるお友だちもいました。
<考察>
今年度は「一人ひとりの興味から、活動を繰り返し楽しむことができるように」ということを意識して、担任間で今の子どもの姿を共有しながら活動を考えていきました。
同じ活動を繰り返していくことで子どもたちの興味は変わり、0歳児でも自分であそびを広げていくことができることを実感しました。
子どもたちの考える時間を保障したり、考えることができる環境を用意することも主体的な保育の一つであると感じます。
"0歳児だから、これはできないだろう"と決めつけるのではなく、
「どうしたらできるか」
「子どもたちにとって何が必要なのか」
「子どもたちが何を求めているのか」
「一人ひとりの興味はどこにあるのか」
「何に面白さを感感じているのか」
を逃さないように、子どもたちの姿を見守っていきたいです。
これからも0歳児の面白い発想に大人もワクワクしながら、ともに心を動かしていきたいと思います。
園庭での砂、水たまりの水、土や葉っぱなど。
新しい感触に出会い、ドキドキしながらそれぞれの楽しみ方で興味を広げて楽しんでいました。
様々な"感触"を楽しんでいたので、室内でも「緩衝材」や「新聞紙」「ウォーターバック」などで遊べる時間を作ってみました。
すると、手先が器用な子はちぎったり、手のひらで握ったり、たたいて音を出したり。
それぞれの発達段階にあった確かめ方で遊ぶ姿が見られました。
感触を楽しんでいたので、「小麦粉粘土」で遊ぶことに。
すると、初めての感触や見た目に、ドキドキしている様子でしたが、保育者やお友だちが遊ぶ姿をみると、少しずつ遊びはじめ、指先を使って"つまんで"遊ぶ姿が見られました。
つまむことを楽しんでいたことと、食事の面でも手づかみ食べが得意ではない子もいたので、もっとつまめるようにとビニールテープや丸シールの「シールはがし」や、「寒天あそび」をしてみました。
初めて出会う感触には、じっくりと楽しむ姿が見られましたが、慣れてくると、ちぎることを楽しんだり、手先で触ることを楽しんでいました。
もっと"ちぎる"ことを楽しんでほしいという願いから、「すずらんテープ」を割いて遊んだり、花紙ををちぎって袋に入れたりして遊びました。
また、つまむことに夢中になっていたので、つまんで容器に詰める活動として「マラカスづくり」をすると、ビーズを入れるごとに音が鳴ることが面白いようで、何個も何個もビーズを入れる姿がありました。
また、ボトルに顔写真をつけることで「ジブンノ」という意識からか大切にする子どもが増えてきたようでした。
ボトルに"いれる"ことを楽しんでいたので、散歩先にボトルを持っていくことに。
しかし、入り口が小さかったからか入れることを楽しむ姿はあまりなく、もう少し部屋でじっくりと遊んでも良かったと反省しました。
それから、夏が来たので、あまりお散歩へ行く機会も減ってしまったため、お部屋でたくさんの"感触"に触れる機会を作りあそびました。
今までと同じ素材を使った遊びでもたった数ヶ月で遊び方や感じ方の違うような表情を見せてくれました。
秋になり、園庭や散歩先に出掛けると、たくさんの自然物に興味を持ち、ペットボトルで作ったカバンに入れる姿も見られるようになりました。
雨でぬれた水たまりの中を怖がることなく手のひらで押し、ドロドロした感触を楽しんでいました。
泥に興味を持ち始めていたので、画用紙を用意してみると
泥の付いたどんぐりや石を画用紙の上に落とし、泥がつくことを楽しんでいました。
そこで、保育者が長い棒を持って誘ってみると、
真似をして枝で線を書こうとするお友だちがいました。
その作品を部屋に飾っておくと、お休みだった子もやりたい!と興味を示し、
遊びが他のお友だちに広がっていきました。
自然物にも興味を持ち始めていたので、自然物でモビールを作り、部屋に飾ってみることに。
すると、自分お拾った葉っぱを見つけ「はっぱー」と嬉しそうに伝えてくれるお友だちもいました。
<考察>
今年度は「一人ひとりの興味から、活動を繰り返し楽しむことができるように」ということを意識して、担任間で今の子どもの姿を共有しながら活動を考えていきました。
同じ活動を繰り返していくことで子どもたちの興味は変わり、0歳児でも自分であそびを広げていくことができることを実感しました。
子どもたちの考える時間を保障したり、考えることができる環境を用意することも主体的な保育の一つであると感じます。
"0歳児だから、これはできないだろう"と決めつけるのではなく、
「どうしたらできるか」
「子どもたちにとって何が必要なのか」
「子どもたちが何を求めているのか」
「一人ひとりの興味はどこにあるのか」
「何に面白さを感感じているのか」
を逃さないように、子どもたちの姿を見守っていきたいです。
これからも0歳児の面白い発想に大人もワクワクしながら、ともに心を動かしていきたいと思います。