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2025.03.31
「新たな冒険へ!」~なんだこの世界は!はじめて出会う素敵な経験~ (0歳児クラス)
入園してすぐの頃。
抱っこをすると、お部屋の観葉植物と同じ目線になることが多くありました。
葉っぱをじーっと見ることが増えてきたので、園庭に出て外の葉っぱを見ることにしました。
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すると、風に揺れる葉っぱを目で追ったり、手を伸ばして触ろうとする姿がありました。
風の心地よさを全身で味わっているようだったので、"風"を使った遊びとして、スズランテープのカーテンを保育室に設置してみることにしました。
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揺れ動くカーテンに一生懸命手を伸ばして掴もうとしたり、「ばぁ!」といないいないばぁのようにして遊ぶ姿が見られました。
また、スズランテープが重なり合うと"音"が鳴ることに気づき、じっと聞いているお友だちもいました。
そこで"音"に対しても興味を持っているのではないかと思い、ミュージックパッド、鈴やタンバリン、キーボード、太鼓など、音の鳴る楽器をを使った活動を取り入れることにしました。
初めは、これなんだろう?と確かめるように触れたり、初めての音に驚く姿もありましたが、次第に音の強弱をつけたり、容器の中におもちゃを入れて新しい音を見つけ出したりと、自分たちで"音"を作り出す姿もみられるようになりました。
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もっとたくさんの音に触れることで新しい発見や遊び方も広がるのではないかと思い、空き容器を持って戸外へ出てみました。
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手のひらや指先を使って葉っぱや小石を容器に入れ、転がる音に"音"に気づき、次に容器を振って音を確認しています。
音が鳴ることが嬉しいと同時に、何度も容器から小石を出し入れすることも楽しんでいたため、室内で"指先を使った活動"を取り入れていくことにしました。
その後も、葉っぱを摘まんだり、石を排水溝に落としたり、室内ではテープ剥がしや小麦粉粘土で手先を使った遊びを継続的に行なっていきました。
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<考察>
何かを初めて経験する際に子どもたちがその物事から何を感じ取り、どう関わっていくのか、その経験を通して気付いたり知ったりしていくことは『知識及び技能の基礎』に結びつき、また、その経験を繰り返し行っていく中で『思考力、判断力、表現力』に繋がっていくと思います。
しかし、今回『学びに向かう力、人間関係』が結びつきにくかったのかを考えてみると、保育園という場所に慣れていないということ、経験することすべてが初めてに等しいため、なかなか自ら遊びに向かっていこうとする力や遊びを深め学びへと結びつきにくかったのではいかと感じました。
0歳児クラスでは興味が個々から生まれることを待つだけではなく、保育者が願いを持ちながら経験するきかっけや機会を意図的に作る場面を持つことも必要だと思う。
3つの資質と能力は遊びだけに言えることではなく、養護の面にも関係してくると思うので今後も立ち止まって考えながら保育や子どもたちと関わっていきたい。
抱っこをすると、お部屋の観葉植物と同じ目線になることが多くありました。
葉っぱをじーっと見ることが増えてきたので、園庭に出て外の葉っぱを見ることにしました。
すると、風に揺れる葉っぱを目で追ったり、手を伸ばして触ろうとする姿がありました。
風の心地よさを全身で味わっているようだったので、"風"を使った遊びとして、スズランテープのカーテンを保育室に設置してみることにしました。
揺れ動くカーテンに一生懸命手を伸ばして掴もうとしたり、「ばぁ!」といないいないばぁのようにして遊ぶ姿が見られました。
また、スズランテープが重なり合うと"音"が鳴ることに気づき、じっと聞いているお友だちもいました。
そこで"音"に対しても興味を持っているのではないかと思い、ミュージックパッド、鈴やタンバリン、キーボード、太鼓など、音の鳴る楽器をを使った活動を取り入れることにしました。
初めは、これなんだろう?と確かめるように触れたり、初めての音に驚く姿もありましたが、次第に音の強弱をつけたり、容器の中におもちゃを入れて新しい音を見つけ出したりと、自分たちで"音"を作り出す姿もみられるようになりました。
もっとたくさんの音に触れることで新しい発見や遊び方も広がるのではないかと思い、空き容器を持って戸外へ出てみました。
手のひらや指先を使って葉っぱや小石を容器に入れ、転がる音に"音"に気づき、次に容器を振って音を確認しています。
音が鳴ることが嬉しいと同時に、何度も容器から小石を出し入れすることも楽しんでいたため、室内で"指先を使った活動"を取り入れていくことにしました。
その後も、葉っぱを摘まんだり、石を排水溝に落としたり、室内ではテープ剥がしや小麦粉粘土で手先を使った遊びを継続的に行なっていきました。
<考察>
何かを初めて経験する際に子どもたちがその物事から何を感じ取り、どう関わっていくのか、その経験を通して気付いたり知ったりしていくことは『知識及び技能の基礎』に結びつき、また、その経験を繰り返し行っていく中で『思考力、判断力、表現力』に繋がっていくと思います。
しかし、今回『学びに向かう力、人間関係』が結びつきにくかったのかを考えてみると、保育園という場所に慣れていないということ、経験することすべてが初めてに等しいため、なかなか自ら遊びに向かっていこうとする力や遊びを深め学びへと結びつきにくかったのではいかと感じました。
人や物に興味を持てるよう、また、一人ひとりの記憶に活動が残りやすいよう、一つの活動を短期間ではなく継続的に取り入れてみるようにするいと、遊びに深みが出たり友だちの様子を見たりしながら学びにも繋がっていくのではないかと思っている。
0歳児クラスでは興味が個々から生まれることを待つだけではなく、保育者が願いを持ちながら経験するきかっけや機会を意図的に作る場面を持つことも必要だと思う。
3つの資質と能力は遊びだけに言えることではなく、養護の面にも関係してくると思うので今後も立ち止まって考えながら保育や子どもたちと関わっていきたい。