「経験から繋がった子どもたちの世界」(1歳児クラス)

今年の1歳児クラスは、給食のお手伝いなどで野菜洗いやたまねぎの皮むきなどをおこない、野菜に触れる活動をしてきました。

より野菜に親しんでほしいと担任間で話し合い、ピーマンときゅうりを苗から育ててみることにしました。
子どもたちに野菜の生長を身近に感じてもらいたいと思い、自分たちで苗を植えたり、鉢を部屋から見える場所に置いておきました。
そのおかげで子どもたちも毎日嬉しそうに観察したり声をかけたりしながら水あげています。





きゅうりが大きくなり収穫をしました。
まずは食べずに触ったり、匂いを嗅いでみたりと五感を使って触れ合い、次の収穫では子どもたちの目の前で包丁を使ってきゅうりを切ってみました。



おままごとコーナーでは保育者がやったことを真似て楽しむ姿がありました。
子どもたちにも本物の包丁で食材を切る経験ができたらいいと思い、朝おやつのバナナや給食のデザートのオレンジを自分たちで切り、食べる活動を取り入れました。
大人が使う包丁を使って自分で切ったものを食べられる経験は子どもたちの自信に繋がったのではないかと思います。




ピーマンもたくさん収穫が出来たので、クッキングを行いました。ピーマンを切ると中に種があることに気づきます。

種から野菜が育つという経験をしてもおもしろいのではないかと思い、カイワレ大根を種から育ててみることにしました。
日ごとに成長がわかるカイワレ大根なので子どもたちも変化を楽しんでいます。



その他にも、にんじんを育てたり、魚を捌く様子を見たりとたくさんの食材に触れ、実際に食べることもしてきました。
食べてみると、「あまい」「からい」「すっぱい」など"味覚"への知識が広がる事にもつながっています。


<考察>
まず反省として、3つの柱を踏まえて保育をしていれば、子どもたち自身からやりたいことを発信する姿を更に受け止めて見守ることが出来たのではないかと感じます。
3つの柱を基に活動をする中で、担任間で姿を共有していき、子どもたちの力を最大限に発揮できる環境作りを大切にしていきたいと思います。
保育者の思いや関わり方で、子どもたちの姿が変わってくるので、一つひとつを丁寧に、子どもたちにとっての学びとは何かを考えながらこれからも子どもたちと向き合っていきたいです。