てんとうむし(3・4・5歳児クラス/にじグループ)

園庭で見つけた謎の虫。
写真を撮って、図鑑やタブレットで調べると、"てんとうむしの幼虫"ということが分かりました。
「てんとうむしの幼虫は何を食べるんだろう??」
と疑問に思ったお友だちがさらに調べると、アブラムシしか食べないことを知りました。




そこで、アブラムシ探し。
ところが、なかなか見つけられなかったので、次の日のおあつまりで、みんなに協力をお願いすることに。




「いっしょにさがす!!」
とたくさんのお友だちが協力してくれることに。




アブラムシを探していると、ある先生から、
「園の周辺にアブラムシいたよ」
という情報が。

そこで、園周辺へアブラムシ探しへ。
たくさんのアブラムシを捕まえることができ、さっそくてんとうむしにあげることにしました。




もっと大きなカゴがひつようだよ!
と、おうちから大きめの虫かごを持ってきてくれたお友だち。
さっそく、てんとうむしの仲間や枝を入れておうちづくり。





"てんとうむしのおうち"
と分かるように、字を書いてくれます。
興味があることだからこそ、文字に興味を持っているようです。




そして次の日、てんとうむしの産卵に遭遇!
「たまごが産まれたら、アブラムシはもっと必要だね!」
と、公園までアブラムシ探しへ行くことに。




週明けには、フンやアブラムシの殻で汚れていたてんとうむしさんのおうち。
「かわいそう・・・」
「おそうじしてあげよう!」
とみんなでお掃除をすることに。





絵本にあった、カラスノエンドウをスポンジにさしてあげたり、生き物を大切にする姿が見られます。



後日、子どもたちと"てんとうむしをこれからどうしていきたいか"をおあつまりで話し合いをしました。
「かわいいから飼っていた」
という子がいたり、
「たくさん飛んでほしい」
「好きなアブラムシをたくさん食べてほしい」
という意見があったり。



飼っていくためにはお世話が必要で、
「お休みのときはどうする?」
「アブラムシは誰が捕まえる?」
「掃除はどうする?」
などを真剣に話し合い、
てんとうむしはゴールデンウィーク前に逃がしてあげることに決まりました。

大人がお世話をしてあげることは簡単ですが、
子どもたち自身がお世話をすることで、
飼育する楽しさや、難しさ、命の大切さに気付いていきます。
「どうしたいか」
を自分で考えることで、"責任"を持つことができます。