たけのこからの興味(幼児クラス/おひさまグループ)

新年度が始まり、少し経ったある日のこと。
散歩先でタケノコが埋まっていることに気付きました。


その日はそのまま公園へ向かったのですが、
保育園へ戻ってからも
「タケノコほってみたい」
「もっとさがしたい!」
という声があがり、後日タケノコがたくさん生えている広場へ。



みんなの力を合わせてタケノコを掘りました。
(地主の方には事前に連絡し、掘っても良いという許可を得ました。)

園に持ち帰り、栄養士の先生と相談して
さっそく、午後おやつとして食べてみました。
「にがい!」
「きゅうしょくのほうがおいしい!」
などと、たけのこへの興味が膨らんできています。

興味がもっと広がるようにと
「たけのこなんのこ?」
の絵本をお部屋に置いてみると、
子どもたち自ら、絵本から様々な知識を身につけていきます。



「タケノコって、竹の子どもなんだって!」
「土の中で竹と繋がっているんだって!」
みんなでタケノコの真似をして、ぐんぐん伸びようとする姿もありました。



「たけのこは、どれくらいせがたかいのかな?」
と実際に高さを図りに行くことに。
先生に肩車をしてもらっても届かず、
近くにあった少し低めの竹の長さを持って行ったスズランテープで長さを測って園へ戻りました。





保育園へ戻ると、その長さをメジャーで測ったり、
画用紙をつなげて実際の竹の長さをつくり、お部屋に飾りました。

高さが実感しやすいように、先生の背の高さを切り抜いた絵も飾ることにしました。
子どもたちは"長さ"に興味を持っているようでした。





竹のあまりの大きさに、他のものの"長さ"に興味を持ち始めたようで、
散歩先でも滑り台や、ブランコの高さを測るようになりました。

長さや高さに興味を持ち始める中、
近くで3,5メートルの、アミメニシキヘビが脱走したニュースがありました。
「へびってどんなかんじなのかな?」
「どくはあるのかな?」
「3,5メートルってどれくらいなのかな?」
と、ヘビに興味を持つ子もいました。
その後も、ヘビの興味は続き、塗り絵をしたり、切り絵をしたり。
3,5メートルの立体のヘビを作ったりもしました。





たけのこの興味が"長さ"を通して"ヘビ"と広がっています。
今後もこの興味がどのように広がっていくのか楽しみです。