万華鏡(3・4・5歳児 にじグループ)

幼児クラスのにじグループでは、「プリズモ」という玩具が人気です。(プリズモは下記写真のような玩具です)




はじめは、とにかくはめることを楽しんでいましたが、
次第に、自分たちで考えて、色の組み合わせたり、模様を作ったりして遊んでいます。


ある日、一人のお友だちがプリズモを窓辺に並べて、ひかりに照らして遊んでいる姿がありました。



うっすらとはありましたが、色が透けて見えることを楽しんでいました。


そこで、もっと楽しめるようにと、虫眼鏡のような"まる”にカラーセロファンを貼って遊べるように、環境に用意してみました。


すると、自分たちでカラーセロファンを貼り完成したものを"のぞく”姿が見られるようになりました。
"のぞく”ということを存分に楽しみ、散歩先に持って行ったり、あるお友だちは2つ繋げてメガネのようにしたりするお友だちもいました。






散歩先でものぞいて遊んでいましたが、
あるお友だちが、地面に透けて見えることに気が付きました。




お部屋に戻ると、さっそく懐中電灯で透かしてみるお友だち。



「もっとおへやを真っ暗にしたい!」
と提案があったので、部屋の電気を消し、カーテンを閉めてクラスしてから、懐中電灯で透かしてみました。
「わぁ、おおきい!」
「きれいだね!」
と興奮気味のお友だちでした。







"のぞく”ということがもっと広がるようにと、
お部屋に万華鏡を置いてみました。

すると、すぐに興味を示し覗き込むお友だち。




はじめは、普通にのぞいて遊んでいましたが、
あるお友だちが
「なかはどうなっているんだろう?」
と疑問を持ったようなので、保育者が、
「分解してみる?」
と提案し、分解してみました。

すると中身は、鏡やビーズ。
中に入っていたものが少なかったことに驚く姿や、
中に何が入っていたかを、メモを取る子もいました。







「どうなっているんだろう?」
「なぜ、こうなるんだろう?」
と、疑問を持つ力。
そこから、興味や好奇心に繋がり、広がっていきます。

これから先、子どもたちの"科学する心”がどのように広がっていくのか楽しみです。