染めもの(幼児クラス/にじグループ)

新年度が始まって、公園へ散歩へ行った際に、
つつじを集める姿があったので、
透明のビニール袋を渡してみると、
ふくろにたくさん入れて、色水を作る子がいました。




その姿を真似して、つつじだけでなく
他の花や、葉っぱでも色水を作り始める姿が見られました。
つつじの色に興味を持った子は、
散歩先に、紙とクレヨンを持って行き、
つつじの写生をする子もいました。




色水の興味が広がっていたので、
つつじの色水で、"折り染め"をしてみました。
始めは、コーヒーフィルターで染めていたのですが、
障子紙で染めてみたり、いろいろな紙で染めてみたり。

また、つつじの色水だけでなく、絵の具で折り染めをして楽しみました。
「出来上がった、染め紙でなにしたい?」
と聞くと

「折り紙にしたい!」
「鼻をかむ!」
「手を拭く!」
「絵を描く!」
など様々な意見が挙がってきました。






"染める"ことへの興味が広がってきたので、
「折り染め」の本を絵本コーナーに置いておくことにしました。

すると、子どもたちの「染め物」への興味が広がり、
「毛糸を染めたい!」
「たまねぎで染めたい!」
「なすで染めたい!」
と本に書いていることをやってみたい!
という声がたくさん上がりました。



『折り染め』の本から絵の具(染液)が出来ることを知ったお友だち。
さっそく、たまねぎと紫キャベツをゆでて染液を抽出。

本に、『酢』を入れると色が変わると書いてあったので、さっそく試すと
子どもたちからも歓喜の声があがります。

その日から、なすで染液を作ったり、白こんにゃくを染めたり。
「染めてみたい!」
「おもしろそう!」
と思うことを実現していきます。







そんな中、ある女の子が、
「毛糸を玉ねぎ染めてボンボンを作りたい」
と言う声があがったので、
早速、玉ねぎで染液を抽出し、毛糸を染めました。


白い毛糸に色が着き、子どもたちも大喜び。



野菜を使って「染められる」ということを知った子どもたち。
今後、どんな「やりたい!」がでてくるのか楽しみです。