色(2歳児クラス)

前回のブログでご紹介した、「お友だちの好きなもの探し」から始まったオリーブ組の活動。そこから子どもたちは、“色”に注目するようになりました。

「この色なに?」
「〇〇と同じ色だね!」
と、園の中にあるさまざまな色を見つけて楽しむ姿が見られます。
保育室には“色の図鑑”も設置し、自分の好きな色や気になる色を探す姿も。
環境を通して色への興味がどんどん深まってきています。

絵の具遊びでは、あえて赤・青・黄色・白の原色のみを用意しました。
子どもたちは絵の具を混ぜ合わせながら、
「色が変わった!」
「こんな色になったよ!」
と、その変化を驚きや喜びをもって楽しんでいます。
色図鑑などを通してたくさんの色を知っているからこそ、ただ混ぜるだけでなく、“自分の好きな色”や“なりたい色”を目指して調整している姿もありました。





紙粘土あそびでは、絵の具を混ぜて色の変化を楽しみました。
絵の具と違い、粘土に色を混ぜるとマーブル模様になることに気づき、「わぁ、きれい!」と目を輝かせる子も。

また、粘土という立体的な素材ならではの表現も楽しんでいて、「何をつくろうかな?」とイメージをふくらませながら取り組む様子もありました。
“色”から作りたいものが浮かぶこともあれば、作りたいものを決めてから「この色にしよう」と考える場面もあり、それぞれの思いや発想が豊かに広がっています。




さらに、別の日には《フルーツバスケット》ならぬ“いろいろバスケット”を楽しみました。
2歳児は、簡単なルールのある遊びも少しずつ理解できるようになってくる時期。
今回は全員分の席を用意し、みんなが座れる安心感の中で、保育者と一緒にルールを確認しながら楽しみました。
胸につけた色のカードを見ながら、「○○色の人〜!」という呼びかけに嬉しそうに立ち上がる子どもたちの笑顔がとても印象的でした。





このように、“色”という一つのきっかけから、子どもたちの興味や遊びの世界がどんどん広がっていきます。
子どもたちが色のどんなところを面白いと感じているのか、どんな関わり方をしているのかを丁寧に見つめながら、これからも遊びや活動に繋げていきたいと思います。